【この記事は、3泊4日の長崎旅行記全9記事のうちの2記事目です。】
前回の記事はこちら。
小浜温泉では「小浜温泉 旅館 國崎」に宿泊しました。
こちらの旅館を選んだポイントはこちらです。
- 予約不要で3つの貸切風呂(温泉)が入り放題
- 部屋数が10と小規模
3つの貸切風呂(温泉)が予約不要で入れるのは部屋数が全部で10と少ないから可能な仕組みです。
利用したプランはこちらです。1人でも利用できます。
- [一泊二食]●旬の会席と貸切風呂でゆっくりプラン☆☆
1人利用時の料金は18,700円(税込)です。
今回は航空券と宿がセットになったJAL楽パック(羽田〜長崎間)を利用したので40,000円(税込)でした。
さらに、1,500円のクーポンも使用したので、38,500円(税込)でした。
それでは早速宿泊レビューしていきます。
チェックイン
▲チェックインすると、お茶菓子を出されるのですが、体調的に食べられる状態ではなかったので残念。
お部屋
お部屋は全部で10室と小規模です。
(通常の客室が9室、離れが1室です。)
通常の客室は2Fにあります。
▲お部屋は2階の一番端(道路側)「あざみ」でした。
▲お部屋です。
▲浴衣・バスタオル・タオル・たびなどのアメニティ。
▲ふすまをあけると、椅子・テーブルがあります。その右手は洗面所です。
▲洗面所には、うがい用のコップ・歯ブラシ・カミソリ・クシ・ティッシュ・ハンドソープなど各種アメニティは揃っています。正面には鏡もあります。
▲あざみのお部屋は道路に面しています。(景色は楽しめるようなものはありません。)
▲冷蔵庫にはお茶・ビールが入っています。
▲飲んだら冷蔵庫の上にある紙に記入してチェックアウトの際に自己申告です。値段は書いていませんでした。今回は手をつけませんでした。
▲床の間
▲トイレ。ウォシュレット付きです。
布団は自分で敷くタイプです。
※ただし、今回は体調が悪い状態でチェックインしたので、お風呂の説明を受けている間に、旅館の方に敷いてもらいました。
なお、客室内にお風呂はありません。
國崎では宿泊中に自由に利用できる無料の貸切風呂が3つもあり充実しています。
また、男女別の大浴場も1つずつあります。
お風呂はそこで入れるので、部屋の中になくても問題はありません。
お風呂(3つの貸切風呂)
3つの貸切風呂の種類はこちらです。
- ろてん(露天風呂)(3階)
- ひのき(檜風呂)(1階・内湯の隣)
- いし(石風呂)(1階・フロントの横)
貸切風呂が空いているかは、廊下にあるランプが点灯しているかでわかります。面白い仕組みですね。
▲空き状況がわかるランプ。写真の状態だとすべて空いている状況。
ランプがあるのはこの1箇所ですが、9つの部屋が同じ階にあるので事足ります。
宿泊中はいつでも利用できます。(ただし、0時〜6時までは入れません。)
チェックインは15時ですので、チェックインしてすぐに入ることも可能です。
檜風呂
まず最初に貸切風呂に入ろうとした際に、露天風呂と石風呂のランプがついていたので、檜風呂へと向かいました。
▲1階の男女別大浴場の隣です。松の湯とありますが、檜の湯です。
▲網戸を開けると入口です。鍵を閉めて入ります。(鍵を閉めるとランプが点灯する仕組みなので、忘れずに閉めます)
▲脱衣所にはタオル・ドライヤー・ティッシュ・くし・化粧水などアメニティが揃っています。
▲脱衣所には新しいタオルが用意されているので、客室で使用するハンドタオルが比較的乾いている状態で利用できるのが良かったです。
▲時計もあります。
▲かごの上には、ご主人のメッセージ。各お風呂に様々なメッセージがあって楽しめます。味のある字体です。
さて、入ってみます。
▲ドアを開けた瞬間、檜の香りがふわっと香りました。
▲透明な温泉です。温度はちょうどよかったです。
この温泉を貸切できる(しかも無料)というのは贅沢で良いですね。
▲浴槽は段差が結構あるのですが、踏み台や手すりがあるので問題ありませんでした。
▲洗い場は2箇所。
▲シャンプー・リンス・ボディソープに加え、ハンドソープもあります。
露天風呂
夕食を食べてまたしばらく休憩してから、露天風呂に入りました。
客室から一番近いお風呂が露天風呂です。
露天風呂の入口は2階にあります。
▲こちらが同じ階にある入り口。入ったら鍵を閉めます。
▲ドアを開けると、そこには階段が続いています。ちょっと急なので、足が悪い人だとちょっと大変かも。露天風呂の入口は2階ですが、実際の露天風呂は3階にあります。
▲階段を上っていくと脱衣所になります。(もうここは3階です。)
▲ドアを開けるとごらんのような露天風呂。広々とした場所です。
▲効能は筋肉痛・関節痛・痛風・婦人病など。カニさんがかわいい。
▲ただし、露天風呂につかりながら景色を楽しむといった感じではありません。空は見えます。
お風呂の周りに立つと眺められるのは周辺の街並み。橘湾は見えません。
晴れていたら夜は星も見えるのかな。
宿泊当日は曇っていました。
開放的な雰囲気を楽しみたいというときには良いですね。
▲洗い場は隣同士で2箇所あります。
洗い場も当然ながら外なので、今の時期だと夜だと少し寒かったです。夏なら全然平気でしょう。
▲お言葉
▲ちなみに脱衣場のアメニティも先程と同様に揃っています。
▲ドライヤーに、
▲くし、めんぼうとあります。
どんな景色が見えるのか見たいので、翌朝も入りたいと考えていました。
ということで翌日の朝も朝食後に入りました。
▲景色は・・・絶景という感じではありません。が、奥には山々が見えます。なお、お風呂につかりながら景色は見えません。
▲温泉は國崎の地下100mから湧出しているんですね。
石風呂
朝は7時15分頃、まだ入っていなかった石風呂がちょうど空いていたので入ってみました。
▲フロントの横(ほぼ玄関)が石風呂の入口です。
▲石風呂はこじんまりとしたお風呂。貸切風呂の中では石風呂のお湯が1番ヌルヌルとしていました。
▲洗い場は狭く、1人分しかありません。
複数人で入るときには順番待ちになるので気をつける必要があります。かけ湯で済ますときにおすすめです。
▲特殊なのが石風呂では唯一冷酒を飲むことができるという点。
脱衣場にある電話からフロントに電話すれば、1人1本のみ300ml1,200円(税抜)で冷酒を楽しめます。時間は夜10時までです。
シャンプーなどがおいてある上の部分がお酒の受取口です。(旅館の入り口付近から受け取れる仕組みです。)
脱衣場について。他の貸切風呂と同じです。
▲アメニティも充実。
▲タオルももちろんあります。
▲オムツ交換台があったのが他と違う点です。
こじんまりとしたお風呂でした。
温泉貸切風呂の全体的な感想
お気に入りについて
今回お気に入りは檜風呂でした。
- 浴室に入ったら香る檜の香り
- お風呂に入ったときにざぶ〜んと溢れ出るお湯の音
- 圧迫感のない広い浴室
が気に入った点です。入り心地が良かったです。
人気順について
貸切風呂は全部で3種類あり、露天風呂1箇所、内湯が2箇所すべて入れました。
自分が確認できたランプの点灯具合から、人気順は
- 露天風呂
- 檜風呂
- 石風呂
の順だと思います。
これはたまたまなのか、部屋からの近さとも一致しています。
露天風呂は部屋から一番近く、石風呂はフロントの横(旅館の入り口付近)にあって一番遠いです。
もしも、全部入りたいと考えている場合、3つとも空いていたなら、露天風呂から入っていくのが良いでしょう。
廊下のランプで空き状況がわかる
▲客室の廊下をすぐ出たところにある[ろてん/いし/ひのき]のランプ。点灯中だと使用中です。(写真ではどこも使用されていません。)
貸切風呂は内側から鍵をかけることによってランプが点灯する仕組みです。
そのため、貸切風呂の場所にいかずとも、部屋を出たらすぐに空き状況を確認できます。
特定の箇所に入りたいけど、先客がいて入れないということは2回くらいありました。
ただし、回転率も非常に早いと感じたので、「3つすべての貸切風呂に入りたい!」と考えて宿泊した場合、基本的にはすべて入れるとは思います。
予約制ではないので全部入れるかなという心配はありましたが、意外にも空いていたかなという印象です。
後は、3つすべての貸切風呂に入りたいという場合のヒントとしては、自分が利用する時の時間もできるだけ短縮することです。
- 髪を洗った場合、ドライヤーで乾かすのは自室で
- 体を洗うのは大浴場で
髪を洗った場合、貸切風呂の脱衣所にもドライヤーはありますが、客室にもドライヤーはあります。
ドライヤーで髪を乾かすのを自室で行えば、その時間から他の人が入れるようになります。
その結果、自分が他の風呂に入れる可能性は高くなります。
体を洗うのは大浴場で行えば、貸切風呂ではかけ湯で済ませ、結局貸切風呂の利用時間を短縮でき、他の人が早く入れるようになり、その結果、自分が他の風呂に入れる可能性は高くなります。
ちなみに、貸切風呂の1回の目安時間は他の人も入れるように50分とありました。(自分の場合はかけ湯の場合だったら1回の利用時間が10〜15分だったと思います。
お風呂(大浴場)
大浴場(男湯)は朝食後に利用しました。
洗い場は2つのみです。
少ないかと思いましたが、全部で客室は10ですし、他に貸切風呂も充実しているので問題ないのかなと思いました。
▲浴槽の大きさは貸切風呂を含めても一番大きかったです。(誰も利用していないのを確認して、撮影しています。)
浴槽から景色は眺められません。
脱衣場には区切りが7人分ありますが、貴重品用の鍵は2つあります。
最大2部屋の人が利用できる想定でしょう。
夕食
夕食開始時刻はチェックイン時に18:00・18:30・19:00の3つから選べます。
今回はチェックイン時に体調が優れなかったので、できるだけ休憩するために、一番遅い19:00を選びました。
食事場所はお部屋です。
18:55くらいに客室の電話が鳴り、今から準備をして良いかという電話がきました。
そして、準備がはじまりました。
▲最初に運ばれたのはこちら。彩り鮮やかです。
▲しゃぶしゃぶ。
▲豚の角煮
▲お刺身はマグロ・カツオ・タイだったかな。新鮮で美味しかった。
▲茶碗蒸し
普通に座っているのもきつくなって変な汗も出てきたので、途中で布団に入ってしまいました。
夕食めちゃくちゃ楽しみにしていたのに、体調が優れなかったのはなんとも残念!!
それでも、昼ごはんはほとんど食べれていない(サンドウィッチ一口)ので、エネルギーを確保するために、横になって休憩しては少し食べ・・・を繰り返しました。
メインは國崎の温泉をつかったしゃぶしゃぶ。自分でマッチを擦って火をつけ、沸騰したらしゃぶしゃぶして食べられます。
しゃぶしゃぶはなんとしても完食すると決意し、完食。お肉美味しい!
後からは魚の煮付け、お吸い物、ミニステーキ・ご飯・フルーツが出てきました。
▲煮付け
▲お吸い物
▲ミニステーキとごはんとデザート。ミニステーキは柔らかくて美味しかった。
量は割と多めだったように思います。
元気な状態でまた食べたいです。
朝食
朝食の時間はチェックイン時に8:00又は8:30開始を選びます。
今回は8:00を選びました。
食事の準備ができると、8:00直前に部屋に電話がきます。
各食事部屋には簡単な名前がついています。下の写真は「たけ」とありますね。自分は「まつ」でした。
食事場所は夕食の部屋食とは異なり、1階の半個室のような場所です。
▲右側が朝食場所。
全部で5箇所あり、1箇所につき2部屋分の食事場所が用意されています。
もう1つの部屋との間には仕切りが置かれているので、気まずくなることはありません。
▲仕切りはこんな感じ。
▲朝食です。
▲温泉の湯豆腐。
▲焼き魚。
▲お味噌汁。
▲温泉たまご。
▲フルーツヨーグルト。
前日は夕食を満足に食べることができず残念でしたが、朝食はほとんど食べることができました。
あっさりとした朝食で美味しくいただきました。
量的にはちょうど良かったです。
▲朝食後は旅館のロビーの休憩スペースでモーニングコーヒーをいただけます(セルフ)。(紅茶もいただけるようです。)
最初コーヒーカップがどこにあるのか迷ってしまいましたし、スプーンやミルクやマドラーもどこにあるのかわからなかったのですが、灯台下暗し、意外と目の前にありました。
後から来た人はすぐにわかっててて凄いなと思いました。
玄関前。その奥でコーヒーが飲めます。
チェックアウト
そして10時前にチェックアウトしました。元気な状態でまた訪れたいと思いました。
旅館の方には親切に対応していただき感謝しています。
まとめ
お部屋についての感想のまとめです。
- 1人で利用するには十分な広さでした
- 景色が楽しめるわけではないですが、そもそも景色を期待してこの旅館を選んだわけではないので問題はありませんでした
温泉貸切風呂・大浴場についての感想のまとめです。
- 3つの貸切風呂は0〜6時を除き、宿泊中いつでも予約不要で入れるのが嬉しい
- 空き状況は廊下にあるランプですぐにわかる
- 大浴場の洗い場は2つで意外に少ない
- 個人的にお気に入りは貸切風呂の「檜の湯」
夕食・朝食についての感想のまとめです。
- 夕食のメインのしゃぶしゃぶは美味しかったです
- 夕食は量は割と多めだったように思います
- あっさりとした朝食で美味しくいただきました
2日目に雲仙温泉エリアを観光した記事へと続きます。
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